カテナリーのオフィスブログ

柔らかすぎず、硬すぎず。Officeソフトのあれこれを記録。図書館司書としての本のご紹介も。

【ワードアートも画像も】Wordで図形が文章に隠れて選択できない時の対処法【オブジェクトの選択で!】

どうも、カテナリーです。
普段は図書館業務や趣味などで
Officeソフトを活用している者です。

先週の記事はWordにおける図形の「文字列の折り返し」についてで、3つのレイアウトを覚えておけばある程度使いこなせるという内容でした。
ご覧になっていない方は下の記事をチェックしてみてください。

catenaryoffice.com

今回は「文字列の折り返し」に関するちょっとしたトラブルの対処法。
文章作成時、図形の位置や形状を変えることがあります。
図形を選択して編集していくわけですが、文章量が多くなったり配置数が増えてくると図形が選べないということが発生します。
今回は、その図形が選択できない時の対処法をご紹介します。
選択できない原因は色々あるため、一概には言えない点に注意してください。

オブジェクト選択を使う

Wordにはオブジェクトだけを選択できる機能があります。
例えば、先週の記事で作った文章にあるようなこんな状態。
長い単語をつらつらと書き綴った意味のない文章の背景に、青い四角形の図形が埋め込まれています。

この状態からでは、図形を選択することが出来ません。
厳密には選択しようとして文章にカーソルがいってますのが正しいのですが。
四角形の文字にある「背面」と書いてある通り、文字列の折り返しでこの図形が「背面」に設定されているためです。
これを選択するために「オブジェクトの選択」機能を使いましょう。
「ホーム」メニューの「編集」の中に「選択」があります。
そこから出現する小さな画面から「オブジェクトの選択」という項目を選択。

選択後、特に何か新しい画面が出てくることはありませんが文章にマウスを合わせても「I」のような形にはなりません。
これは図形やワードアート、画像の選択しか選べない状態になっています。
下の図のように「I」の形ではなく、十字矢印のマークが出るようになります

この状態なら、その図形が選べるようになっています。
また、ドラッグすることで範囲内の図形を全部選択することも可能です。
この状態を解除したい場合は、Escキーを押しましょう。
先ほどのメニューから選択することでもOFFにできます。

「背面」設定は避けたい

ここからは対処法というよりは、予防の話。
複数ある文字列の折り返しですが、「背面」はあまり使いたくないというのが個人的な感想です。
今回の例のように本文の後ろに図形を入れることはあまりないとは思います。
そもそも視認性が悪くなる
文章に寄らず、図形を自由に配置したい場合は「前面」をおすすめします。

「複数の図形がある場合の配置はどうすればいいんだ?」

という声もありそうですが、それらの図形を全部「前面」にした上で、「図形の書式」のメニューの中にある「前面へ移動」「背面へ移動」を使えば大丈夫。
この場合の前面と背面は、文字列の折り返しの設定ではなくレイヤーの位置関係を調節するものです。
Illustrator等を普段使っている方ならイメージが付きやすいかもしれません。

まとめ

  • 「オブジェクトの選択」で
    図形のみが選べるようになる
  • 「背面」より「前面」の設定を推奨
  • イラストツールによくある
    レイヤーみたいな移動も可能

以上、図形が文章に隠れて選択できない時の対処法についてでした。
これ以外にもExcelPowerPointで気になることがありましたら
ぜひコメント等で書いてみてください。
答えられる範囲で答えてみます。

それではまた来週~。